こんにちは!クラベス採用担当の東野です。 入社から数年が経ったメンバーの「今」に迫るインタビュー企画。今回は、入社4年目を迎えたエンジニアの島田さんにお話を伺いました。 あるプロジェクトをきっかけに、少しずつ立ち位置を変え、技術力だけではないエンジニアの価値を伸ばしています。 2年がかりの大規模プロジェクトで、島田さんが掴んだ「武器」とは何だったのか。じっくりお聞きしました。

島田 雄貴(しまだ ゆうき) 2022年11月入社。 エンジニアとして入社し、上流工程から実装まで幅広く担当。大規模プロジェクトでディレクション業務を経験したのち、現在は新たなプロジェクトで開発と進行支援の両面を担う。趣味は自作キーボード。「作業の不満は道具で解決する」がモットーで、左右が完全に分かれた分割型キーボードを愛用している。

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超大型プロジェクトで経験した、苦悩と成長

──島田さんは、入社してからどんなプロジェクトに携わってきたんですか?

入社したのが2022年の11月なので、もう3年半くらいになりますね。 入社当初は、バックエンドエンジニアとして、いくつかのプロジェクトを経験しました。そこから、ECサイトの顧客基盤をリプレイスするというプロジェクトに入りました。かなり大規模なプロジェクトとなり、約2年間携わっていました。

──そのプロジェクトで、島田さんは何を担当されていたんですか?

最初は、エンジニアとして上流工程を担当していました。 転機になったのは、担当ディレクターが産休に入ったタイミングです。プロジェクトの複雑さから、新しくディレクターを立てるよりも、エンジニアがディレクターを兼ねるのが良いだろう、という方針になって。 そこで、僕とエンジニアの山田さんがディレクターの役割も担うことになったんです。お客様との窓口は僕、社内のエンジニアへ繋ぐのは山田さん、という形で分担しました。 これまで全体をまとめるようなことはしたことはなく、もう手探りでした。

──やってみて、どうでしたか?

これ、僕がよく使う例えなんですけど(笑)。 それまでご飯を作ってくれてた人が突然いなくなって、でも目の前に材料だけはある。いなくなって初めて、「どうやって作るんだろう…?」と気づく感じなんですよ。 自分でやるようになって初めて、「ディレクターって、こんなことまでやってくれていたんだ!」と分かりました。 社内の先輩である野田さんや代表の堀内さん、マネジメント経験が豊富な方々に助けてもらいながら、一つずつやっていく。そうすると、問題点もどんどん浮き彫りになっていきました。

──問題点、というと?

一番痛感したのは、「誰が何をするのか、明確に決める」ことの大切さですね。すごく当たり前のことなんですけど。 社内でプロジェクトを進めるときは、メンバーそれぞれと「何を期待しているか」を最初にすり合わせるようにしています。これをやると、各メンバーの役割分担が明確になるんです。 でもこのプロジェクトは、いくつもの会社が集まっている。各社で役割はある程度あるはずなのに、会社間の期待値の調整が曖昧になっていたんですよね。 そうすると、具体性のない情報がふわっとしたまま降りてくる。 「このボール、誰のボールなの?」という状態が、あちこちで生まれるんです。 開発するのは自分たちなので、ふわっとしたまま受け取ると、自分たちの身を守れなくなってしまう。だから、曖昧になっている部分を明確にするよう、各関係者とやり取りを何度も繰り返しました。

──まとめ役として、骨が折れますね。

そうですね。でもそのおかげで、「誰が・いつまでに・何をするのか」をはっきりさせることが、本当に大事なんだと骨身に染みました。社内では文化としてやれていることを、関わる会社が多いときには、会社をまたいででもやっておかないといけない。 そう実感したプロジェクトでしたね。

遠かったお客様と、信頼で繋がるまで

──やり取りを繰り返す中で、クラベスの立ち位置も変化していったそうで。きっかけは?

要件定義から開発フェーズに入るタイミングだったと思います。 いざ開発に入ろうとしてフタを開けてみたら、作るべきものがはっきり決まっていなかったんです。 これはまずいと思って、打ち合わせの回数を増やしてもらったり、今まで出席していなかった打ち合わせにも「出させてください」と言って出席したり。 積極的に関わりを増やして、何かあればすぐにアラートを上げる、というのをやるようにしていきました。

──そこから、どのような関係性の変化がありましたか?

お客様からすごく信頼してもらえるようになって、クラベスに直接相談が来るようになったんです。「この相談は弊社じゃなくて、A社に相談する内容ですね」とお願いするくらいには(笑)。 最初は直接話せないくらい距離が遠かったのに、気づけば気軽に相談してもらえる関係性になっていた。信頼してもらえたんだな、と思います。

──お客様との関係性も変わって、やりやすくもあった?

やりやすいというより、必要だからやる、に近いですね。 間接的に依頼が来る場合って、「言われたものを、言われたスケジュールで作れるか」を検討して、できる・できないを判断する、で終わってしまう。 でもそれだと、クラベスの価値は出せないんです。 「もっといいものを作るためには、こうしなきゃダメですよ」と言えないと、結局いいものはできないし、変なものができあがってしまう。それを言うためには、前に出るしかない。 そうしないと、クラベスとしての仕事ができない構造になっていたんだと思います。

──少し意地悪な質問ですが、「はい、わかりました」と作っていたほうが楽じゃないですか?

それをやりたい人、クラベスにはいないんじゃないですかね(笑)。 「これ、いらないよな」と思いながら作るんですよ。そんな仕事、やりたくないですよね。 もちろん仕事なのでお金は入ってくる。 でも「それでいいや」とお金をもらう人は、たぶんクラベスにはいない。だからこそ、間に会社が入るという構造に苦労はしましたが、今の立場に甘んじることなく、自分たちにできる範囲でより良いものを作れたと思っています。

これからのエンジニアと、一緒に働きたい人

──いまは新しいプロジェクトに移っているんですよね。前のプロジェクトの経験は、どう活かされていますか?

今のプロジェクトも、ディレクターとエンジニアの境目をはっきり区切っていない体制なんです。 そういう状況で「エンジニアがやらなきゃいけないことは何か」を、前のプロジェクトですごく学んだので。「これが足りていないよね」と気づいて、改善する提案をする、というのをやっています。 プロジェクトを進めるために必要なものをちゃんと認識して、足りないところがあれば、それを補う動きをしてもらうように促す。セーフティーネットみたいな動きができていればいいな、と思っています。

──島田さん自身は、これから伸ばしたいスキルやエンジニア像はありますか?

……それ、今いちばん悩んでいるところなんですよ(笑)。 もともとは技術に興味があって、手を挙げればチャレンジできる環境に憧れて入社したんです。でも、入社してしばらくしてAIが出てきて、状況が大きく変わりすぎていて。 今後どうなりたいのか、というのは、正直まだ答えが見つかっていないです。 ただ、クラベスで本当にたくさんの経験をさせてもらって、視野が広がったのは確かで。前のプロジェクトでは、いいものを作るためには技術よりも大事なことがある、と痛感しました。 今はそれを咀嚼しているところ、という感じですね。

──最後に、どんな人と一緒に働きたいですか?

より良いものを作りたいと、常に改善の意識がある人ですね。 僕の趣味の自作キーボードも、結局は「作業に不満があるから、道具を変えて良くする」という発想なんです(笑)。 仕事でも、そこは同じだなと。 人によって得意なことは違うし、学んできたことも、考えていることも違う。だからこそ、他の人には気づけない改善点を、絶対に持っているはずなんです。それを発揮してくれる人と、一緒に働けたら嬉しいですね。

担当ディレクターの不在という想定外の状況から、手探りで全体をまとめることになった島田さん。その中で、お客様の前に出て信頼を築くことの意味を、身をもって学んでいきました。 AIの登場で環境が大きく変わる今、これからどうなりたいのか。その答えはまだ探している途中だといいます。それでも、「いいものを作るには技術よりも大事なことがある」という実感が、これからの島田さんを支えていくのだと思います。 クラベスでは、技術の先にある「人と人との仕事」に向き合いたいエンジニアを募集しています。少しでも興味を持っていただけたら、ぜひお気軽にご連絡ください!

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